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LINE広告とは?店舗集客に役立つ基本から活用法まで徹底解説

もはや生活インフラといっても過言ではないメッセージングアプリ「LINE」。
デジタル広告の中でも、「身近さ」と「高いリーチ率」が特徴のLINE広告は、スーパーマーケットやドラッグストアなど、多くの店舗型ビジネスで注目を集めています。
特に、LINE公式アカウントを運用している店舗では、LINE広告を併用することで、顧客との接点を効果的に増やし、集客率を大幅に向上させることが可能です。
この記事では、LINE広告の基本情報から活用事例、広告掲載面やメリット、ターゲティングメニューなどについて解説していきます。
 

「LINE公式アカウントで新規のお客様を増やしたい」「WEBサイトへの流入を増やしたい」「LINE公式アカウントの友だち数を増やしたい」とお考えの方にせひご一読頂ければと思います。

サムネLINE広告とは-2

目次
  1. LINE広告とは?基本の仕組みと概要
  2. LINEアプリの利用状況
  3. LINE広告の掲載面と広告フォーマット
  4. LINE広告のメリットとデメリット
  5. LINE広告のターゲティングの種類
  6. LINE公式アカウントとLINE広告の活用事例
  7. おわりに

 

1. LINE広告とは?基本の仕組みと概要

LINE広告とは、月間9,200万人のアクティブユーザー数を誇るLINEに広告掲載できる運用型SNS広告です。LINEアプリ内の様々な媒体の他にLINEモバイルアドネットワークにも広く広告を配信することができます。これにより、広告の露出機会を増やすことができるだけでなく、幅広いユーザーに対して効果的な広告を配信することが可能です。
 
この広告は、LINEが日常生活に密着したプラットフォームであることから、幅広い年代にリーチできる点が最大の魅力です。他のSNS広告と比較して「日常的な親近感」が特徴で、広告はタイムラインやトークリストなど、ユーザーが頻繁に利用する画面に表示されます。これにより、店舗集客や地域密着型のビジネスに特に効果的です。

さらに、LINE広告は細かいターゲティングが可能です。年齢、性別、地域などを詳細に設定できるため、特定エリアでの集客やサービス告知に適した選択肢といえます。

 

2.「LINE」アプリの利用状況

幅広い年代のユーザーが利用
LINEの月間利用者数は9600万人以上に達しており、日本の総人口の約80%に相当するユーザーが日本国内最大級のプラットフォームです。
LINEヤフー社の調べでは、月間利用者のうち86%が毎日利用しており、総務省情報通信政策研究所の令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査「主なソーシャルメディア系サービス/アプリの利用率」では、幅広い年代で利用されています。
主なソーシャルメディア系サービス利用率

 

3.LINE広告の掲載面と広告フォーマット

LINE広告は、広告の掲載面が豊富で、LINEアプリ内の「トークリスト」、「ホーム」、「LINE NEWS」、「LIVE VOOM」、「LINEポイントクラブ」「LINEショッピング」「LINEクーポン」「LINEチラシ」「LINEマイカード」をはじめ、LINE以外の累計掲載10,000を超えるアプリ(LINEモバイルアドネットワーク)に広告を広く配信することができます。

主な特徴
 
トークリスト広告: LINEのメッセージリストに表示され、個々のユーザーに強い印象を与えます。公式アカウントと併用することで、メッセージ配信と連動した効果的なマーケティングが可能です。
LINE VOOM広告: LINEのタイムライン上に表示され、目につきやすい広告形式です。画像や動画、カルーセル形式での表示が可能で、視覚的な訴求力が高いのが特徴です。
 
その他の広告形式: LINE VOOM広告や、アプリ内特定ページでの広告など、多様な形式が提供されており、目的に応じた選択ができます。
 

LINE広告配信面

引用:https://www.lycbiz.com/jp/service/line-ads/media/

LINE広告ネットワーク

 

各フォーマットの配信面 (1)

 

4.LINE広告のメリットとデメリット

LINE広告のメリット

・先に述べたように日本の総人口8割にあたる圧倒的なユーザー数と幅広い年代層へリーチすることが可能です。他のSNS広告よりもリーチする範囲が広いため、新規顧客の獲得や認知獲得に大変有効的です。

・LINEアプリ内とモバイルアドネットワークへの掲載も含め、配信先が豊富にあります。

・膨大なデータを活用したターゲティングメニューが豊富にあるため、圧倒的なユーザー数から目的に適したターゲティングで目的達成のための広告効果を高めることができます。

・公式アカウントとの連携によって広告から公式アカウントへの登録を促すことで、顧客との接点を強化できます。

LINE広告のデメリット

一方で、広告制作や運用に一定のコストがかかる点や、初心者にとってターゲティング設定が難しい場合がある点が挙げられます。とはいえ、効果的に活用することで費用対効果を最大化できる広告手法といえます。

 

5.LINE広告のターゲティングの種類

月間アクティブユーザー9600万人のLINEが生み出す膨大なデータから広告配信先の配信面や配信枠の属性・性別や年齢を類推した(機微情報は含まない)データをもとにしたターゲティング配信を行うことができます。

LINE広告では、以下のようなターゲティングの種類を利用することができます。

- オーディエンスセグメント:

・属性セグメント(配偶者や子供の有無、携帯キャリア、推定収入、職業、業種、誕生日などの設定が可能)
・行動セグメント(テレビ視聴頻度、ゲームプレイ、コンバージョン、ネットワーク利用、キャリア、モバイル端末の変更状況、転居、住宅展示場の来訪、購買経験などの設定が可能)
・年齢セグメント(14歳以下から65歳以上まで年代ごとに切り分けで配信可能)
【例-14>歳以下、15>歳ー19歳、20-24歳、>25-29歳、30-34歳、35-39歳、40-44歳、45-49歳、50-54歳、55-59歳、60-64歳、65歳以上】
・性別セグメント(男性・女性の指定配信ができます)
 
趣味・関心セグメント(多数のインタレストカテゴリより指定配信ができます。)

例)ファッション、ペット、美容・コスメ、求人、ゲーム、エンタメなど

購買意向セグメント(多数のカテゴリより指定配信ができます。)

例)購買経験、テレビ視聴頻度、キャリアの変更、モバイル端末の変更、CV、転居など

地域セグメント(47都道府県別・市区町村指定、地図上の任意点から1㎞以上の範囲指定配信ができます。)指定地域に住んでいる人、働いている人、最近いた人などその地域に関係のある人を指定することも可能です。
 
 

- オーディエンス配信:

様々なオーディエンスデータを活用して対象のユーザーに広告を配信することができます。例えば、LINE Tagをサイトページに設置し、「WEBサイトへの訪問履歴のあるユーザー」や「カゴ落ちしたユーザー」などにリターゲティング配信を実施するなどトラッキング情報を基にしたオーディエンス配信やアプリ内で発生したイベントを元に作成したオーディエンスなどに広告を配信をすることも可能です。特定のオーディエンスを除外して広告を配信することもできます。
 
オーディエンス種類:ウェブサイト、アプリエンゲージメント、IDFA/AAID、電話番号、メールアドレス、LINE公式アカウント友だちオーディエンス、動画視聴オーディエンス、画像クリックオーディエンス
 

- 類似配信:

過去に商品・サービスを購入したユーザーデータや保有する顧客情報など、基となるオーディエンスに類似したユーザーをLINEユーザーの中から類似ユーザーとして広告を配信することができます。
 

- 友だち追加:

既存の友だちや購入データから似ているユーザーに対して、広告を配信することができます。広告をタップすると「LINE公式アカウントの友だち追加」が表示される仕組みです。
 
友だち追加広告

- 組み合わせ配信:

【オーディエンスセグメント×類似配信】
年代や興味関心で絞り込み、想定ターゲットとコンバージョンに至る可能性が高い既存顧客と似た属性のユーザーへ類似配信することができます。
 
【オーディエンスセグメント×オーディエンス配信】
一度サイトに訪れたユーザーを属性で想定ターゲットに絞り込み、リターゲティング配信
 
 

6. LINE公式アカウントとLINE広告の活用事例

多くのスーパーマーケットやドラッグストアがLINE公式アカウントを活用して、ポイントカードやクーポンの配信を行っています。このような店舗では、LINE広告を併用することでさらに効果を高めることが可能です。

たとえば、あるスーパーマーケットでは、LINE広告を通じて「今週の特売品」の情報をタイムラインに配信。近隣エリアに住む顧客に絞り込んで広告を表示することで、売り上げが20%以上増加しました。また、ドラッグストアでは、LINE公式アカウントで新商品情報を配信し、LINE広告で「試供品プレゼントキャンペーン」を周知。これにより、新規顧客の登録数を2倍に増やすことに成功しています。

LINE公式アカウントを運用している店舗にとって、LINE広告はターゲットへのリーチをさらに広げ、既存顧客のエンゲージメントを深める有力なツールです。

 

まとめ

LINE広告は、国内最大級のユーザー基盤と高度なターゲティング機能を活用できる、非常に効果的なデジタル広告ツールです。特に、LINE公式アカウントを運用しているスーパーマーケットやドラッグストアにとって、LINE広告を併用することは、店舗集客をさらに強化するチャンスと言えます。
しかしながら、広告の掲載面も多くあり、ターゲティングメニューも豊富なため、目的にあった広告配信をすることが可能です。組み合わせなど設定の幅も多種多様に可能な分、データの分析や配信設定の知見なども必要になります。
 
LINE公式アカウントをお持ちの企業様であれば、公式アカウントの運用データや友だちオーディエンス配信を活用した施策で、公式アカウントの効果向上とあわせて更に拡張して効果的なデジタル施策を展開することも可能です。
 
オリコミサービスでは、デジタルとオフラインを組み合わせた総合的な販促戦略の提案から実施までサポートさせて頂きます。お客様の課題やニーズに合わせた戦略の構築をお手伝いいたします。お悩みやご質問があれば、お気軽にご相談ください。