【2026年5月度 販促戦略】 GW後の反動を抑え、「家族×初夏×手作り体験」で消費をつなぐ|GMS/SM販促カレンダー活用術
2026年5月は、年間の販促カレンダーの中でも、最も“売り場設計の力量が問われる月” と言えます。
ゴールデンウィーク(GW)という大きな山が過ぎた直後、来店頻度・購買点数ともに落ち込みやすく、
「何となく静かになる」「売り場の勢いが急に弱まる」――そんな実感を持つ店舗も少なくありません。
特に今年は、GWの余韻が5月中旬まで続く印象が強く、“使った後の反動”による消費ブレーキが例年以上に表面化しやすい構造になっています。単純な値引きや定番訴求では、生活者の気持ちを再び売り場へ引き戻すことは難しい月です。
一方で5月は、子どもの日・母の日・八十八夜・新茶・エスニックの日など、
「買い物の理由になり得る小さなきっかけ」が数多く散りばめられた月でもあります。
重要なのは、それらを単発で終わらせず、家族イベント → 初夏の季節感 → 暮らしを整える実需
へと、売り場のストーリーとしてつないでいくことです。
本記事では、5月前半は「家族で楽しむ・感謝を伝える」売り場づくりで確実に需要を取り込み、
後半は「初夏の暮らし替え」「手作り・季節対応」で消費を自然につなぐ、GW後の落ち込みを前提にした“現実的な販促設計”**を整理しています。
「5月は仕方ない」と諦めるのではなく、
「5月だからこそ、売り場で差がつく」。
そのヒントを、具体的な売場・商品・テーマの切り口とともに読み解いていきます。
- 2026年5月の環境整理(カレンダー & 生活文脈)
- 5月の販促戦略|押さえるべき4つのポイント
- 週別・テーマ別の販促カレンダー例(2026年4月)
- 紙 × Web × 店頭で一貫する販促ストーリー設計
- まとめ|5月は「前半回収 × 後半接続」で売上を安定させる月
■1. 2026年5月の環境整理(カレンダー & 生活文脈)
① GW後の反動による「消費ブレーキ」
→ 大型連休で支出が集中し、来店頻度・買上点数が落ちやすい
→ 値引きだけでは動かず、「理由のある買い物」が求められる
特に2026年は、GWの余韻が5月中旬まで続く印象が強く、
“使った後の反動”による消費の冷え込みが例年以上に表面化しやすい構造です。
前半で取り切れなかった需要は、後半に自然回復しにくい点に注意が必要です。
② 子どもの日・母の日による「家族イベント需要」
→ 5月前半(〜10日)に明確な需要の山が存在
→ 「子ども起点 → 家族全体」への訴求拡張が有効
子どもの日・母の日は単発イベントで終わらせず、
週末の食卓提案や実用ギフトへ波及させられるかが、
5月前半の売上を左右します。
③ 八十八夜・新茶による「初夏の立ち上がり」
→ 5月は季節が一段切り替わるタイミング
→ 味覚・香り・色で“初夏らしさ”を伝えやすい
新茶は、
・食品(飲料・菓子)
・非食品(道具・容器)
の両方に展開でき、5月全体を通して使える季節軸になります。
④ 五月病・生活リズムの乱れによる「実需ニーズ」
→ 体調・やる気・生活の乱れが表面化しやすい
→ 「整える」「備える」提案が強くなる時期
梅仕事、保存食、詰め替え、衣替え準備など、
気分ではなく“必要性”で動く消費が増えるのが5月後半の特徴です。
⑤ 食のマンネリ化と「変化欲求」の高まり
→ GW明けで外食・ごちそう疲れが出やすい
→ 家庭内で“少し違う”を求める動きが強まる
旬食材やエスニックなど、
非日常感を軽く取り入れられる食提案が、5月後半の有効な切り口になります。
■2. 5月の販促戦略|押さえるべき4つのポイント
ポイント① 前半は「家族イベント」で確実に取り切る
→ 子どもの日・母の日は5月最大の需要ゾーン
→ “簡単×ごちそう感×感謝”がキーワード
・子どもの日:見た目で盛り上がるイベント食
・母の日:父子で作れる簡単ディナー+実用ギフト
「考えなくても成功する提案」を売場で用意することが重要です。
ポイント② 「新茶・八十八夜」で5月全体の季節軸をつくる
→ 5月は情緒訴求が効きやすい
→ 新茶は食品・非食品を横断できるテーマ
新茶×和スイーツ、
新茶×冷茶ポット・グラスなど、
関連販売しやすい軸として先行展開します。
ポイント③ 「整える・備える」でGW後の実需を拾う
→ 気分消費が落ちる一方、生活消費は確実に存在
→ “後回しにしていたこと”が動きやすい
・梅仕事・保存食
・詰め替え・まとめ買い
・衣替え前のインナー準備
5月後半は、静かだが堅い需要を丁寧に拾う設計が重要です。
ポイント④ 「旬×変化」で食卓のマンネリを防ぐ
→ いつもと同じ食事に飽きが出やすい
→ 軽い非日常が購買動機になる
旬食材(時鮭・かつお)や、
家庭で作れるエスニック、涼味麺の立ち上げなど、
味の変化を売場で提案します。
■3. 週別・テーマ別の販促カレンダー例(2026年5月)
第1週(〜5日)
→ 子どもの日/ファミリーイベント食・見た目訴求
→ 写真映え・非日常感を重視し、週末のまとめ買いを狙う
第2週(6〜10日)
→ 母の日/感謝・ごちそう・実用ギフト
→ 「簡単なのに特別感」が伝わる売場で、食卓と非食品を連動
第3週(11〜17日)
→ 新茶・八十八夜/初夏の暮らし立ち上げ
→ 味覚・香り・涼感で季節の切り替えを意識させ、5月後半の軸を作る
第4週(18〜24日)
→ 梅仕事・保存食/整える・備える消費
→ 生活を整える実需提案で、静かながら堅い需要を拾う
第5週(25〜31日)
→ エスニック・涼味麺/食の変化・気分転換
→ 月末の食卓マンネリを防ぎ、6月への需要につなげる
■4. 紙 × Web × 店頭で一貫する販促ストーリー設計

紙(チラシ)
→ 前半:家族イベント(子どもの日・母の日)で確実に集客
→ 後半:新茶・梅仕事・初夏準備で生活提案へシフト
Web
→ 作り方・意味・旬の解説で理解を補完
→ 「なぜ今これを買うのか」を事前に納得させる役割
店頭
→ クロスMD(食材×道具×保存)で“まとめて揃う”を演出
→ POPで背景や使いどころを可視化し、迷わせない売場に
「イベント → 実需 → 季節対応」の流れを、
紙・Web・店頭の役割分担で切らさずにつなぐことが、
5月販促を安定させるポイントです。
まとめ|5月は「前半回収 × 後半接続」が勝ち筋
2026年5月は、ゴールデンウィークという大きな消費イベントの直後に位置し、
「何もしなければ売上が落ちる」ことが前提になる月です。
だからこそ5月の販促は、盛り上がりを無理に作るのではなく、
消費の流れをどう“切らさずにつなぐか”という視点が重要になります。
前半は、子どもの日・母の日といった
明確な家族イベントを起点に、確実に需要を取り切るフェーズです。
見た目やストーリー性のある提案で来店と買上点数を確保し、
「5月はまだ楽しい」という印象を売場で作ります。
一方、後半は気分消費が落ち着く分、
初夏の暮らし替えや実需に静かにスイッチするフェーズとなります。
新茶、梅仕事、保存食、詰め替え、衣替え準備といったテーマは、
派手さはないものの、「今やっておくと後が楽」という合理性で動く消費です。
5月の売場づくりで重要なのは、
これらを点で終わらせず、週ごとに意味のある流れとして設計すること。
「イベント → 実需 → 季節対応」というストーリーが途切れなければ、
GW後でも生活者は自然に売場に理由を見つけてくれます。
5月は“売りづらい月”ではなく、「売り方の差が最も出る月」。
前半で回収し、後半で接続する——
そのリズムを売場に落とし込めるかどうかが、5月販促の成果を左右します。
自店の商圏特性や客層に合わせた「月間販促カレンダー設計」や、
紙(折込・ポスティング)×Web広告×店頭販促の統合設計のご相談も承っています。
お気軽にお問い合わせください。
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