4月の空気には、ふと深呼吸したくなるような“新しい季節の気配”が満ちています。
新年度が始まり、部屋の景色や毎日のリズムが少しずつ変わっていく——。
そんな生活の移り変わりを感じるのが、ホームセンターにとって最もワクワクする瞬間です。
「そろそろ家のことを整えたい」
「休日は外で思い切り楽しみたい」
「今年こそ植物を育ててみようかな」
4月は、生活者の“やってみたい”気持ちが一斉に動き出す月。
洗剤や収納などの“暮らしを整えるアイテム”から、
園芸・DIY・アウトドアへの“ワクワクを広げるアイテム”まで、
ホームセンターの店内すべてが一気に主役へと躍り出ます。
そして月末には、いよいよゴールデンウィーク。
家族で楽しむ休日、じっくり集中したいDIY、
花が咲きそろう庭の手入れ……
“新しい季節の楽しみ方”を提案できる最高のタイミングがやってきます。
本記事では、こうした生活者の高まる期待に寄り添いながら、
4月のホームセンターが押さえたい販促テーマや売場づくりを、
季節の気分とともに分かりやすくまとめました。
読んだ瞬間から「ちょっとお店をのぞいてみようかな」と思える、
そんなヒントが見つかるはずです。
自店の販促会議・企画立案の“叩き台”としてご活用ください。
新年度・新学期が始まり、生活環境が大きく変わる4月は、
“家事の立ち上げ”を支える商品群 の需要が高まります。
各種洗剤（衣料・キッチン・バス・トイレ）
掃除用品（使い捨てクリーナー・モップなど）
「まとめ買い」や「使い始め応援セット」として棚を組むと購買につながりやすくなります。
冷蔵庫ポケットに収まりやすいサイズや、単身者向けの手軽な浄水ポットが動く季節。
“新生活のキッチンを整える”テーマでの提案が効果的です。
新入生・新社会人の部活参加
大人の運動不足解消需要
スポーツウェア・サポート用品・トレーニングアイテムを合わせて提案します。
4月は「お世話になった人へ贈るギフト」の需要が高まる時期でもあり、
タオル・日用品ギフト・園芸ギフトでの売場演出が有効です。
4月は来店動機となる「季節イベント」が非常に多いのが特徴です。
ファミリー層の集客チャンス。
うさぎ・卵モチーフの工作会
店内エッグハンティング
関連雑貨・クラフト用品の特設コーナー
など、体験型イベントで来店を促せます。
自転車ヘルメットの着用意識が高まる期間。
ヘルメット特価企画
子ども向け・スポーツ向けの品揃えを拡大
自転車メンテナンス用品の棚と連動
安全性をテーマにした売場演出が効果的です。
地域への関心が高まりやすいタイミング。
古地図の展示
地域の歴史に触れるミニコーナー
アウトドア地図・登山地図の提案
地域性のある企画はHCならではの差別化ポイントになります。
昭和レトロ人気の高まりに合わせて、
レトロデザインのガラス食器
懐かしい生活雑貨
をまとめた特集展開が、幅広い客層に刺さります。
4月後半からGWに向け、
“家で過ごす時間を充実させたい”
という気持ちが強くなり、DIYや趣味商材の動きが良くなります。
「DIYでスパイスラックを作ろう」など、
キッチン整理につながる小型DIYが特に人気。
必要な商材（木材・釘・金具・ニスなど）をセットで配置し、
“初心者でも取り組める企画” を意識すると動きが良くなります。
建築物のペーパークラフト
乗り物模型
クラフトキット
など、集中して取り組める“コト消費”としての提案が有効です。
気候の安定とともに、外での活動が活発化します。
「お花が映えるプランター特集」
植物を邪魔しない色・デザイン
軽量で丈夫な素材
バルコニー向けなど住環境別の提案
園芸は4月にピークを迎えるため、大型展開が必須です。
「愛犬といっしょにお散歩バッグ」をテーマに、
散歩用バッグ
消臭ポーチ
おやつや携帯ボトル
など“お散歩セット”としてまとめて陳列。
4月は気温が上がり、室内環境を整えるニーズが急増します。
洗濯機で洗える素材
速乾性のカバー・シーツ
軽量で扱いやすい掛布団
“清潔さ”への意識が高まる時期のため、訴求効果が高いカテゴリです。
湿度が気になり始める季節のため、
い草
竹
ラタン（籐）
など、日本の気候に合った天然素材のラグや収納は需要が増えます。
春向けの作業着の入れ替え時期。
高機能素材
女性用サイズの強化
安全靴とのコーデ提案
など、現場のプロからDIYユーザーまで幅広く対応できます。
4月は 「新生活の立ち上げ」→「GW準備」 へと需要が大きく変化するため、
週ごとにテーマを切り替えながら、売り場・紙・Webを一貫したストーリーでつなぐことが重要です。
洗剤・掃除用品
浄水器・キッチン用品
収納・小家具
スポーツ用品
打ち出し例：「新生活スタート応援」「家事ラクまとめ買い」
DIY工具・木材
園芸用品（鉢・土・肥料）
ペット外出用品
レジャー・アウトドア
打ち出し例：「GWは自分時間を楽しむ」「DIY＆園芸フェア」
収納や掃除用品のビフォーアフター投稿
DIYキットの手順動画
プランターの植え替え例
ペット散歩バッグの中身紹介
来店前の「買う理由づくり」が販促効果を最大化します。
DIYワークショップ（スパイスラックなど）
イースター工作会
観葉植物・園芸植え替え講座
体験のある売り場は滞在時間と回遊を増やす → 客単価UPにつながる。
単品ではなく 「生活の場面」 でカテゴリーを横断配置すると強い。
新生活キッチン：浄水器＋収納＋小物家電
GW DIYセット：木材＋塗料＋工具＋作業着
春のお散歩セット：ペット用品＋レジャー＋園芸雑貨
シーン訴求＝購買点数が自然に増える仕組み。
| 日付 | 企画例 |
|---|---|
| 4/5 イースター | 工作会・クラフト特集 |
| 4/6–15 交通安全運動 | 自転車ヘルメット訴求 |
| 4/13 浄水器の日 | 浄水ポット特集 |
| 4/19 地図の日 | 古地図・アウトドア地図 |
| 4/29 昭和の日 | レトロ食器・雑貨 |
記念日は「売場の意味づけ」を強化し、回遊率を上げる重要トリガーです。
2026年4月のホームセンターは、
前半：新生活の不安・不便を解消するサポート
後半：GWに向けた楽しみ・準備の後押し
という2つの大きな流れの中で売場を構築することが重要です。
新しい暮らしを整える家事・生活用品
イースターなどイベントでの集客
DIY・クラフトによる休日の過ごし方提案
園芸・アウトドア・ペットの季節需要
寝具・インテリアの衣替え
これらを“週ごとにテーマを切り替えて展開する”ことで、
来店動機を継続的に生み出し、購買点数と回遊性の向上へつながります。
自店の商圏特性や客層に合わせた「月間販促カレンダー設計」や、
紙（折込・ポスティング）×Web広告×店頭販促の統合設計のご相談も承っています。
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