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【2026年5月度 販促戦略】大型連休から夏準備へー需要の「ブリッジ」をつくる1か月|ホームセンター販促カレンダー活用術

作成者: 大住 浩章|2026/01/09 0:30:01

4月は、新生活の立ち上がりや新年度対応、ゴールデンウィーク準備など、生活者にとって「今やらなければならないこと」が明確な月でした。
引っ越しや環境の変化、行事への対応が優先されるため、多少の不便さや使いづらさがあっても、「ひとまず後回し」にされがちな時期でもあります。

一方で5月は、そうした慌ただしさが落ち着き、実際にその環境で暮らし始めたからこそ見えてくる
「思ったより快適ではない」「もう少し整えたい」という感覚が、少しずつ表面化してきます。

大型連休中は体験やイベントを軸に消費が動きますが、連休明け以降は、暑さ・湿気・家の使い勝手・季節変化への備えなど、日常に根ざした課題解決型の消費へと関心が移行していきます。

5月のホームセンター販促に求められるのは、この 「GWの高揚感」から「夏に向けた準備」へと向かう意識の変化を捉え、需要の流れを途切れさせずにつないでいくことです。

本記事では、2026年5月の季節性や生活行動を踏まえながら、ホームセンターがこの1か月で押さえておきたい販促テーマと売場づくりの考え方を整理し、大型連休から夏準備へと需要をブリッジするためのヒントを解説していきます。


 

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目次
  1. 5月の商機を最大化する3つの戦略の柱
  2. 5月の消費の流れ|「コト消費」から「準備消費」へ
  3. 戦略の柱①|GW特需の最大化
  4. 戦略の柱②|感謝と暮らしの充実提案
  5. 戦略の柱③|夏に向けた「先取り準備」の喚起
  6. 5月販促活動の実行ロードマップ
  7. 売場 × 媒体を連動させる販促設計
  8. まとめ|5月は「需要をつなぐ設計力」が問われる月

 

■1. 5月の商機を最大化する3つの戦略の柱

5月はイベント・非イベント、体験・実用、短期・中長期の需要が混在する月です。
そのため単発の施策を積み上げるのではなく、役割の異なる需要を整理し、段階的につないでいく視点が欠かせません。

5月販促を設計するうえでの軸となる、3つの戦略の柱を整理していきます。

戦略の柱①|GW特需の最大化

戦略の柱②|感謝と暮らしの充実提案

戦略の柱③|夏に向けた「先取り準備」の喚起

これらを月前半・中盤・後半に配置することで、消費の温度差をなだらかにつなぐことができます。

■2. 5月の消費の流れ|「コト消費」から「準備消費」へ

● 月前半(GW〜5月上旬)

ゴールデンウィーク期間中は、
「普段できないことをやりたい」「家族で過ごしたい」という意識が強く、
消費はモノそのものよりも体験価値に引っ張られます。

  • 親子で楽しめるDIY

  • 家庭菜園やクラフト

  • レジャー関連

体験を起点にした消費が活発化

● 月中盤(母の日・記念日)

連休が明けると、
生活者の意識は「誰かのため」「暮らしを整える」方向へと切り替わります。
母の日はその象徴的なタイミングであり、
ギフトを通じて暮らしを見直すきっかけが生まれます。

ギフト×生活改善消費が交差

● 月後半(5月下旬)

気温・湿度が上がり始め、
梅雨・夏本番を意識した不安が具体化します。
この段階では、「困ってから」ではなく
「今のうちに備えておきたい」という心理が強くなります。

準備消費・計画消費へ移行


 

■3. 5月の商機を最大化する3つ戦略の柱①|GW特需の最大化

家族参加型の「体験」をフックに需要を広げる

長期休暇は、生活者が「時間」と「気持ちの余裕」を持てる貴重な期間です。
この時期に重要なのは、
売ることよりも、やってみたい理由をつくることです。

  • 親子で作るDIY植物スタンド

  • 観察ノート付き家庭菜園スターター

  • 押し葉アートやクラフト体験

体験を入口にすることで、
必要な材料・道具・関連商材が自然とセットで動きます。
「思い出づくり」を軸にすることで、価格訴求に頼らない販促が可能になります。

  

■4. 戦略の柱②|感謝と暮らしの充実提案

母の日を“単発イベント”で終わらせない

母の日は、
単なるギフト販売ではなく
暮らしを見直す入口として捉えることが重要です。

  • 花やグリーンで癒しを贈る

  • マッサージ家電で体をいたわる

  • インテリア雑貨で日常を快適にする

これらを「ありがとう」と結びつけることで、
実用性と感情価値の両立が図れます。

さらに、記念日や季節テーマと組み合わせることで、
母の日後も続く「暮らしの充実提案」へと発展させていきます。

■5.戦略の柱③|夏に向けた「先取り準備」の喚起

5月後半は、
不便や不安がまだ“予感”の段階にある時期です。
この段階での販促では、
不安を煽るのではなく、備えるメリットを示すことが重要です。

  • 目隠し・遮熱で夏のストレスを軽減

  • 梅仕事で季節を楽しむ

  • 害虫対策を定期ケアとして習慣化

  • エコ商材で家計・環境の両立

「今やると、夏がラクになる」という未来視点の説明が、購買を後押しします。

 

■6.5月販促活動の実行ロードマップ

5月は、月内で生活者の関心テーマが大きく変化するため、
「月単位」ではなく「週単位」で役割を切り分ける設計が不可欠です。
単に商材を入れ替えるのではなく、
その週に“何を気づかせ、何を行動させるのか”を明確にしておくことが、販促精度を高めます。

期間 重点テーマ 意図
Week1 GW特需・体験型販促 関心を具体的行動へ
Week2 母の日 感情価値を実用品へ
Week3 夏準備 不安を先取り
Week4 エコ・先取り需要 習慣化・定着

● Week1|GW特需・体験型販促(関心を行動に変える週)

ゴールデンウィーク期間中は、
「やってみたい」「試してみたい」という関心が最も高い状態にあります。
この週の役割は、関心を具体的な行動(購入・体験)へ落とし込むことです。

  • 体験型DIY・園芸企画を前面に

  • 完成イメージや使用シーンを強調

  • その場で必要な商材がすべて揃う売場構成

「家に帰ってから考える」ではなく、その場で一式そろえてもらうことを意識します。

● Week2|母の日(感情価値を実用品につなぐ週)

母の日直前は、
「失敗したくない」「時間がない」という心理が強まります。
この週に求められるのは、選びやすさと安心感です。

  • 用途別・価格帯別のセット提案

  • 「これで間違いない」というPOP

  • 贈った後の使用シーン訴求

母の日を単発の売上で終わらせず「暮らしを見直すきっかけ」として提示できるかが重要です。

● Week3|夏準備・住環境改善(気づきを行動に変える週)

連休と母の日が終わると、
イベント起点の消費は一段落します。
一方で、生活者の中では、暑さ・湿気・家の使いづらさが現実的な課題として浮上します。

この週は、

  • 梅雨前にやるべきこと

  • 夏前に整えておくとラクになること

を明確に見せ、「そろそろやっておこう」という行動スイッチを押す週です。

● Week4|エコ・先取り需要(習慣化・定着の週)

月末は、
派手な動きは少ないものの、継続利用・定期購入につながる需要を育てる重要なタイミングです。

  • 本体+詰め替えセット

  • ペットの月1回ケア

  • 季節準備の買い足し

「一度きり」ではなく、次回につながる買い方・使い方を提示することで、
6月以降の売上につながる土台をつくります。

 

■7.売場 × 媒体を連動させる販促設計

5月は、
「欲しいものが明確な月」ではありません。
そのため、どの媒体で何を担うのかを明確に分けることが成果を左右します。

● 売場|“今やる理由”を一目で伝える場所

売場では、商品説明よりも
「なぜ今なのか」を最初に伝えることが重要です。

  • 「梅雨前にやっておきたいこと」

  • 「初夏のうちに整えると後がラク」

といった時間軸・季節軸のメッセージを前面に出し、カテゴリを横断して「生活の解決策」として見せます。

● 紙(折込・ポスティング)|気づきを与える入口

紙媒体の役割は、
購買ではなく“問題意識の喚起”です。

  • 5月に起こりがちな困りごと

  • 放置するとどうなるか

  • 今動くとどう変わるか

をシンプルなコピーで伝え、「そういえば…」と思い出してもらうことを目的とします。

● Web(ブログ・特集)|納得感を補完する場所

Webでは、
「なぜ今必要なのか」「どう使うのか」を文章と図解で丁寧に説明します。

  • 初心者向け解説

  • 失敗しやすいポイント

  • よくある質問

を事前に解消することで、来店時の迷いを減らし、購買をスムーズにします。

● 店頭POP・体験|行動の最後の一押し

最終的な購買を決めるのは、「自分にもできそう」「失敗しなさそう」という安心感です。

  • Before/After

  • 作業時間の目安

  • 初心者向け表示

などで、心理的ハードルを下げる役割を担います。

▶ 連動設計の考え方まとめ

  • 紙で「気づかせる」

  • Webで「理解させる」

  • 売場で「行動させる」

5月は特に、この役割分担が機能しやすい月です。

 

まとめ|5月は「需要をつなぐ設計力」が問われる月

5月は、GWと夏商戦の“間”にある月ではありません。
次の需要を育てるための準備期間です。

  • 体験を、その場限りで終わらせない

  • ギフトを、一度きりの消費にしない

  • 季節不安を、場当たり対応で終わらせない

これらをすべて、「次につながる行動」へ設計できるかどうかが、
5月販促の成否を分けます。

この1か月で、「この店は、困る前に教えてくれる」
という印象を持ってもらえれば、6月・7月の来店理由は自然と生まれていきます。

 自店の商圏特性や客層に合わせた「月間販促カレンダー設計」や、
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