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YouTube広告の配信フォーマット完全ガイド|目的別に最適な形式はこれ!【2025年最新版】

作成者: 大住 浩章|2025/04/14 8:42:56

最近よく聞く「YouTube広告」。気になってはいるけど、どんな種類があって、どれを選べばいいのか分からない…。そんな方のために、この記事ではYouTube広告の6つの代表的な形式(フォーマット)を、ひとつひとつ分かりやすく解説します。

「短くて印象に残る広告は?」「スキップされない方法は?」「YouTubeの外でも広告を出せるって本当?」といった疑問にもお答えしながら、最適な広告形式が選べるようにまとめました。

 

そもそもYouTube広告とは?

YouTube広告は、Google広告の動画キャンペーン機能を使って、YouTube上および提携サイトに動画を配信する広告です。

動画広告の主戦場は「YouTube」へ

通信環境の高速化とスマートフォンの進化により、動画広告は今や企業のマーケティング活動における“当たり前”の手法となりました。中でも注目を集めているのが、Google広告を通じて配信できる「YouTube広告」です。

2025年現在、YouTube広告は以下のような理由で多くの企業に選ばれています。

  • 7,000万人超の日本国内ユーザーによる圧倒的リーチ

  • 興味関心や購買意欲に合わせた精密なターゲティング

  • ショート動画やCTV(コネクテッドテレビ)など新しい視聴環境に対応

  • 比較的低コストではじめられ、計測や改善がしやすい

広告の配信先 内容
YouTube内 動画の前後・再生中、検索結果、関連動画など
Google動画パートナー ニュースサイトやアプリなど、YouTube以外の動画枠も含む

主にブランド認知、商品理解、購入促進などマーケティングファネル全体に対応できる柔軟な設計が魅力です。

あわせて読みたい

YouTube広告とは?仕組み・費用・出稿方法をわかりやすく解説

 

目次

  1. YouTube広告の主な種類
  2. スキップ可能なインストリーム広告
  3. スキップ不可のインストリーム広告
  4. バンパー広告
  5. マストヘッド広告
  6. YouTube ショートの広告
  7. アウトストリーム広告
  8. フォーマット選びに迷ったら?
  9. YouTube広告フォーマット選びに迷ったら?
  10. おわりに

 

1.YouTube広告の主な種類

 

動画広告の主戦場は「YouTube」へ

通信環境の高速化とスマートフォンの進化により、動画広告は今や企業のマーケティング活動における“当たり前”の手法となりました。中でも注目を集めているのが、Google広告を通じて配信できる「YouTube広告」です。

2025年現在、YouTube広告は以下のような理由で多くの企業に選ばれています。

  • 7,000万人超の日本国内ユーザーによる圧倒的リーチ

  • 興味関心や購買意欲に合わせた精密なターゲティング

  • ショート動画やCTV(コネクテッドテレビ)など新しい視聴環境に対応

  • 比較的低コストではじめられ、計測や改善がしやすい

 

YouTube広告は、視覚的なインパクトとターゲット精度が求められるデジタルマーケティングの世界で欠かせないツールとなっています。しかし、YouTube広告にはさまざまな配信フォーマットがあり、それぞれが異なる目的に適しているため、目的別に最適な形式を選ぶことが重要です。

 

スキップ可能なインストリーム広告

広告開始後5秒でスキップ可能な広告です。視聴者に強いインパクトを与え、興味を引きつけることが求められます。視聴者がスキップする前に視聴されると料金が発生する仕組みです。

スキップ不可のインストリーム広告

視聴者が広告をスキップできない形式で、必ず最後まで視聴されます。視聴者に強いメッセージを伝えるために、内容が非常に重要です。

インフィード動画広告

以前の「TrueView ディスカバリー広告」に相当する広告形式です。この広告はYouTubeの検索結果や関連動画ページに表示されるサムネイル型広告で、ユーザーが広告をクリックして視聴することで料金が発生します。視聴者が自発的に広告を選択するため、ターゲティング精度が重要です。

バンパー広告

6秒のスキップ不可の短編広告です。認知度向上を目的とするキャンペーンに非常に効果的で、短時間でインパクトを与えることが求められます。

マストヘッド広告

YouTubeのトップページに大きく表示される広告です。非常に広範囲な視聴者にリーチすることができ、ブランド認知度向上や一時的なプロモーションに効果的です。

YouTube ショートの広告

YouTubeショート(縦型動画)内で表示される広告です。視覚的にインパクトが強く、若年層をターゲットにした広告キャンペーンに有効です。

出典:Youtubeヘルプ 動画広告フォーマットの概要

 

2.スキップ可能なインストリーム広告

使用すべき場面

  • ウェブサイトやアプリ内での動画配信: スキップ可能なインストリーム広告は、YouTubeやGoogle動画パートナーのウェブサイト・アプリで配信されます。特に、動画再生前後や再生中にユーザーにアプローチする場面に最適です。

仕組み

  • 5秒後にスキップ可能: ユーザーが動画をスキップできるのは再生開始から5秒経過後です。視聴者が広告をスキップする前にしっかりと内容を伝えることが求められます。

活用ポイント

  • 関心の高いユーザーをターゲットに: ユーザーが広告をスキップする前に注意を引く必要があるため、最初の数秒で強いメッセージを伝えることが重要です。

  • 販売促進やリマーケティングに有効: 既存のリストや関心が高いユーザーに向けてターゲティングを行い、製品の購入やウェブサイトへの訪問を促進します。

  • 料金体系: 広告視聴単価制(ユーザーが30秒間視聴または動画を操作した場合)で課金されるため、視聴維持が鍵となります。

3.スキップ不可のインストリーム広告

使用すべき場面

  • メッセージ全体を届けるためのシーン: 視聴者に広告を最後まで視聴してもらう必要がある場合に使用します。特に、商品の特徴やサービスの詳細を伝えたいときに有効です。

仕組み

  • 30秒以下のスキップ不可広告: 広告は他の動画再生前、再生中、または再生後に表示され、視聴者はスキップできません。特にYouTube TVでも表示される場合があるため、テレビ視聴者にもアプローチできます。

活用ポイント

  • メッセージの完全な伝達: ユーザーが必ず最後まで視聴するため、商品の詳細やブランドメッセージを効果的に伝えることができます。

  • ブランド認知度の向上: メッセージ全体を視聴してもらえるため、特に認知度を高めたい場合に適しています。

  • 料金体系: インプレッション単価制で課金されるため、視聴回数を多く得られるようにターゲティングを調整します。

 

 

4.インフィード動画広告

使用すべき場面

  • 検索結果や関連動画の表示時: ユーザーがYouTube内で動画を探しているときに、関連動画や検索結果に表示される広告です。視聴者がクリックすることで動画が再生されます。

仕組み

  • サムネイル型広告: インフィード動画広告は、サムネイルとテキストで構成され、クリックされるとYouTubeの再生ページで動画が再生されます。

活用ポイント

  • 関心のあるユーザーにターゲティング: 動画をクリックしたユーザーに対してアプローチできるため、関心が高い視聴者をターゲットにしやすいです。

  • ウェブサイトへの誘導や製品認知: ユーザーが自発的にクリックするため、ウェブサイトやランディングページに誘導するキャンペーンに適しています。

  • 料金体系: ユーザーが広告をクリックして動画を視聴した場合か、10秒以上自動再生された場合に課金されます

 

5.バンパー広告

使用すべき場面

  • ブランド認知度の迅速な向上: 6秒という短い時間で視聴者に強い印象を与えたい場合に使用します。特に、広範囲なオーディエンスにリーチしたい場合に効果的です。

仕組み

  • 短いインパクトを与える広告: 6秒以内で表示されるため、視聴者に素早くメッセージを届ける必要があります。スキップ不可のため、最後まで視聴されます。

活用ポイント

  • 短時間でブランドやメッセージを強調: 広範囲の視聴者に強いインパクトを与えることで、認知度を急速に向上させることができます。

  • 他の広告と組み合わせて強化: バンパー広告は、他の長尺広告と組み合わせて使用することで、効果をさらに高めることができます。

  • 料金体系: インプレッション単価制で課金され、短期間で多くの視聴者に届けることが可能です。

 


6.マストヘッド広告

使用すべき場面

  • 新商品やサービスの認知度を高めるため: 短期間で大規模なオーディエンスにリーチしたい場合や、特別な販売イベントに効果的です。

仕組み

  • YouTubeのホームフィードに表示される広告: パソコンやモバイル、テレビ画面でも表示され、最大30秒間の動画が自動再生されます。視聴後は、サムネイルが表示され、クリックすると動画の再生ページに移動します。

活用ポイント

  • 短期間での認知度向上: 短期間で広範囲にリーチできるため、特別な販売イベントや新商品のローンチに最適です。

  • 広範囲な視聴者へのアプローチ: YouTubeのホームフィードに表示されるため、全ユーザーに強い影響を与えることができます。

  • 料金体系: インプレッション単価(CPM)制で課金され、Google営業担当者を通じて予約ベースで利用できます。

 

 

7.YouTube ショートの広告

使用すべき場面

  • モバイル向けで高エンゲージメントを得たい場合: YouTubeショート内の広告は、特にモバイル向けに最適化されており、ショート動画の間に表示されます。

仕組み

  • オーガニックなショート動画の合間に表示: ユーザーは広告をスワイプしてスキップできますが、広告は保持され、再度表示されることがあります。

活用ポイント

  • モバイルファーストのキャンペーン: モバイルでの視聴が主流なユーザーにリーチでき、特に若年層の視聴者をターゲットにできます。

  • 高いエンゲージメント: ユーザーがショート動画に触れることで高いエンゲージメントが期待でき、CTAボタンのクリックで効果的なアクションを促せます。

  • 料金体系: インプレッション、視聴、エンゲージメントに基づいて課金されます。

 

8.アウトストリーム広告

使用すべき場面

  • 新商品やサービスの認知度を高めるため: 短期間で大規模なオーディエンスにリーチしたい場合や、特別な販売イベントに効果的です。

仕組み

  • YouTubeのホームフィードに表示される広告: パソコンやモバイル、テレビ画面でも表示され、最大30秒間の動画が自動再生されます。視聴後は、サムネイルが表示され、クリックすると動画の再生ページに移動します。

活用ポイント

  • 短期間での認知度向上: 短期間で広範囲にリーチできるため、特別な販売イベントや新商品のローンチに最適です。

  • 広範囲な視聴者へのアプローチ: YouTubeのホームフィードに表示されるため、全ユーザーに強い影響を与えることができます。

  • 料金体系: インプレッション単価(CPM)制で課金され、Google営業担当者を通じて予約ベースで利用できます。

 

9.YouTube広告フォーマット選びに迷ったら?

目的別:おすすめフォーマット

推奨目的 広告フォーマット 特徴 スキップ 課金方式
認知拡大・検討促進 スキップ可能なインストリーム広告 再生5秒後にスキップ可能。30秒以上の視聴またはクリックで課金。 視聴 or クリック時課金(CPV)
キャンペーン訴求 スキップ不可のインストリーム広告 15~30秒でスキップ不可。全視聴を前提としたインパクト重視。 不可 CPM
反復訴求・ブランディング バンパー広告 6秒以内でスキップ不可。短時間で印象付け可能。 不可 CPM
検索連動・指名獲得 インフィード動画広告 YouTubeの検索結果・関連動画横に表示。クリックで視聴。 任意再生 クリック課金
大型プロモーション マストヘッド広告 YouTubeのトップに表示。圧倒的なリーチを実現(予約制)。 不可 インプレッション課金(予約制)
YouTube外へのリーチ拡大・スマホ特化展開 アウトストリーム広告 YouTube外のモバイルサイトやアプリ上で自動再生される動画広告。
音声はタップでオン。50%以上表示・2秒再生で課金。
任意再生 vCPM(50%以上×2秒再生)

 

 

10.おわりに

YouTube広告は“目的に合った形式選び”が成功のカギ

YouTube広告は、動画の力を活かしてユーザーの心に直接届く、非常に強力なマーケティング手法です。しかし、成果を出すためには「どのフォーマットで、どんな相手に、何を届けるか」を見極めることが重要です。本記事でご紹介したように、YouTube広告には多彩な配信フォーマットが用意されており、それぞれに適した目的や活用法があります。

広告の効果を最大化するには、「自社のターゲットや商材に合ったフォーマットを選び、最適な動画クリエイティブを用意する」ことがカギです。目的や配信面に合わせて柔軟に設計することで、ブランド認知から購買促進まで一貫した顧客体験を作り出すことができます。

「自社の商品・サービスをもっと多くの人に知ってもらいたい」「テレビCMよりも費用を抑えつつ、動画で伝えたい」「Web施策と組み合わせて販売促進を強化したい」――そういったお悩みやご要望をお持ちでしたら、ぜひ一度ご相談ください。