【ドラッグストア向け】2026年4月 販促・陳列戦略ガイド|新生活・UV対策・GW準備
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【2026年4月度 販促戦略:Dgs版】 「超大型GW」新生活サポートからGW準備、紫外線対策・花粉症まで

2026年4月のドラッグストアは、「新生活が本格的に始まる時期」と
「ゴールデンウィーク(GW)前の準備需要が高まる時期」
が重なる、年間でも重要な販促タイミングです。

生活リズムの変化、環境適応による心身の負担、外出予定の増加など、幅広いカテゴリーに需要が広がるのが4月の特徴です。本記事では、4月に重点化すべき5つの販促戦略をまとめました。

自店の販促会議・企画立案の“叩き台”としてご活用ください。

 

サムネ販促カレDgs202604 (1)

目次
  1. 新生活のストレスに寄り添う「メンタル&ヘルスケア提案」
  2. お弁当・家庭用品の需要を捉える「新生活立ち上げ」売場
  3. 季節の健康対策:UVケア本格化 & 花粉症対策の継続
  4. GWの外出に向けた「トラベル・外出準備」売場
  5. 記念日・生活週間を活用したスポット販促
  6. 売り場・媒体・記念日をどう連動させるか
  7. まとめ:4月は「前半=生活立ち上げ」「後半=GW準備」の二軸戦略

■1. 新生活のストレスに寄り添う「メンタル&ヘルスケア提案」

4月は入学・入園・就職・転勤など、生活が大きく変化する時期です。
環境の変化に伴い、胃腸の不調・睡眠の質低下といった悩みが生じやすくなります。

■ 胃腸・整腸カテゴリーの強化

  • 新生活期はストレスによる胃腸の乱れが起こりやすい

  • 整腸薬・胃腸薬を一か所にまとめ、テーマ陳列が効果的

  • 「腸から整える新生活サポート」など前向きな表現が刺さる

■ 睡眠サポートサプリの提案

  • 生活リズムの変化で睡眠の質が低下しやすい

  • テアニン・グリシン・GABAなど、成分特徴をPOPで整理すると選びやすい

  • 「翌日のパフォーマンスを高める睡眠ケア」をテーマ化

■2. お弁当・家庭用品の需要を捉える「新生活立ち上げ」売場

新学期開始とともに、お弁当商材や家庭用品の需要が急増します。

■ 弁当関連商材を“かわいい・便利”で訴求

  • おにぎりラップ

  • ピック類

  • 抗菌シート

  • 保存容器

といった必需品をまとめ、
「ランチタイムがもっと楽しくなる売場」として演出すると売れやすくなります。

■ 洗剤&掃除用品の“新生活応援セール”

  • 衣料用洗剤

  • キッチン・バス・トイレ洗剤

  • 使い捨てモップ・クリーナー類

などをまとめ、シーズン立ち上げに合わせたまとめ買いを促進します。


 

■3. 季節の健康対策:UVケア本格化 & 花粉症対策の継続

■ UVケアは4月が本番

紫外線量が一気に増え始める時期であり、
「子どもを紫外線から守る日」(4/12)も意識されやすいタイミングです。

売場強化ポイント

  • 女性用に加えて、子ども用・男性用も揃える

  • スプレー・乳液・下地・パウダーなど形状比較を見せる

  • GWの外出・レジャーを想定した携帯性を訴求

■ 花粉症“第2波”への継続需要

4月はスギに続き、ヒノキ・カモガヤなどで症状が続く方も多い時期。
鼻炎薬・点眼薬などの花粉対策は引き続き売場の中心となります。

  

■4. GWの外出に向けた「トラベル・外出準備」売場

4月下旬に向けて、旅行・帰省・行楽の準備需要が一気に高まります。

■ 小分け・携帯用サイズの特集

特に動きが良い商品は以下:

  • ベビーおむつ(コンパクトタイプ)

  • おしりふき

  • おむつ替えシート

  • ミルクスティック

  • シャンプー・スキンケアのミニサイズ

「GWの荷物を軽くする小分け特集」としてまとめると回転が早くなります。

■ 大人用紙おむつの“消臭機能”訴求

長時間外出や渋滞の不安を解消する提案が有効。
におい対策の安心感をPOPで明確に伝えると選ばれやすい商品です。

■ エネルギーチャージ商品

外出前後の体調管理として、
ゼリー飲料・栄養ドリンク・バー類の需要が高まります。

■5. 記念日・生活週間を活用したスポット販促

4月は販促につながる記念日が非常に多い月です。

● 4月3日「葉酸の日」

→ プレママ向けに葉酸サプリの特集を展開

● 4月6〜15日「春の全国交通安全運動」

→ ドライバー向けに眠気覚まし商材を訴求

● 4月12日「子どもを紫外線から守る日」

→ UVケア売場の大型強化

● 4月26日「よい風呂の日」

→ 上位入浴剤の記念日価格セール

● 4月29日「昭和の日」

→ 昭和から続くロングセラー化粧品・日用品をレトロ感のある陳列で展開

 

 

 

■6. 売り場・媒体・記念日をどう連動させるか

4月のドラッグストアは、
「新生活のケア」→「季節対策」→「GW準備」 へと需要が流れるのが特徴。
週ごとにテーマを切り替えつつ、紙・Web・店頭を一貫した流れで構築することがポイントです。

dgs販促戦略202604-1

6-1. チラシは“前半:体調ケア/後半:外出準備”の二段構え

● 前半(1〜15日)

テーマ:新生活に寄り添うケア訴求

  • 整腸薬・胃腸薬

  • 睡眠サポートサプリ

  • 花粉症薬(鼻炎薬・点眼薬)

  • 弁当用品・生活消耗品

コピー例:
「新生活で乱れがちなカラダを整える4月のケア特集」
「がんばりすぎない新年度へ」


● 後半(16日〜)

テーマ:紫外線・外出・GW準備

  • UVケア(日焼け止め・スプレー・下地)

  • 小分け・携帯用サイズの旅行グッズ

  • ベビー用小分けアイテム(おむつ・おしりふき)

  • 大人用紙おむつ(消臭訴求)

  • 栄養補助食品・ゼリー飲料

コピー例:
「GWに向けて“持ち歩きやすい”を揃えよう」
「春の紫外線は4月から急増!」


6-2. Web・アプリ・SNSは“使い方・比較・クイック解説”で差をつける

ドラッグストアの購買は 事前調べ→店頭購入 の流れが強いため、
WebとSNSでの“納得感づくり”が購入率を上げます。

● Web記事・アプリ特集

  • 「整腸薬の選び方(菌の種類・症状別)」

  • 「睡眠サプリ成分の違い【GABA/テアニン/グリシン】」

  • 「UVケアの形状比較:スプレー・乳液・パウダー」

  • 「GWに必要な“携帯アイテムチェックリスト”」

● SNS(Instagram/TikTok)

  • UV商品を使った“塗り心地比較動画”

  • 小分けサイズの“かばんの中身”紹介

  • 花粉症“まだ続く理由”を短尺解説

“ぱっと見で理解できる”情報が効果的です。


6-3. 店頭では“選びやすさ”と“安心感”を最大化する陳列に

DgSはカテゴリが多いため、
選び方・症状別・用途別 での整理が売場の生命線。

● 4月前半:新生活ケア売場

  • 胃腸薬 → 「ストレス性・食べすぎ・慢性」の症状別

  • 整腸薬 → “菌の違い・続ける理由”のPOP

  • 睡眠サプリ → 成分別の比較ボード

● 4月後半:外出・紫外線売場

  • UVケア → 子ども用/男性用/敏感肌用で整理

  • 小分け用品 → “旅行セット”としてまとめて陳列

  • 大人用紙おむつ → 消臭性能・薄型の違いを視覚化

テーマ“新生活→季節対策→GW”を軸に、棚の面替えを段階的に行うと効果が高い。


6-4. クロスMD(テーマ別編集売場)が売上の底上げに効く

ドラッグストア版は、
「生活シーン」×「ヘルスケア」 の組み合わせが特に強力。

● 新生活“なんとなく不調”対策

  • 胃腸薬

  • 睡眠サプリ

  • ビタミン剤

  • 栄養ドリンク

一箇所にまとめることで“気づき買い”が増える。

● 外出・旅行準備セット

  • UVケア

  • 小分けサイズ

  • 携帯ウェット・除菌

  • 栄養補給ゼリー

“旅行前にここを見れば全部揃う”売場にすると購買点数UP。

● キッズ・ファミリー春の外出コーナー

  • 子どもUV

  • 虫よけ

  • キッズマスク

  • おしりふき

6-5. 記念日販促で「来店理由」をつくる

4月のドラッグストアは記念日の相性が良く、
売場の理由づけとして非常に機能します。

日付 テーマ 売場アイデア
4/3 葉酸の日 プレママ支援 葉酸サプリの目的別比較POP
4/6–15 春の全国交通安全運動 ドライバー支援 眠気覚まし・花粉症アイテム特集
4/12 子どもを紫外線から守る日 UV売場強化 子ども・敏感肌向け専用棚
4/26 よい風呂の日 入浴剤 上位入浴剤の記念日価格
4/29 昭和の日 昭和コスメ ロングセラー商品を“レトロ棚”に

記念日=コーナーを組む理由 → 来店動機の創出
という公式が機能しやすいのが4月です。

DgSの4月販促は「前半ケア・後半外出」+“媒体連動”で強くなる

まとめ:4月は「前半=生活立ち上げ」「後半=GW準備」の二軸戦略

前半:新生活サポート

  • 胃腸・整腸

  • 睡眠ケア

  • 弁当関連

  • 洗剤・掃除用品

後半:GWの外出・旅行サポート

  • UVケア

  • 小分け・携帯品

  • 大人用紙おむつ(消臭訴求)

  • エネルギーチャージ食品

この二つのフェーズを意識して売場を切り替えることで、
生活者に“必要な時に必要なものが揃う店舗”として認識され、
買上点数・来店頻度の向上につながります。

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