2026年5月のドラッグストアは、
「ゴールデンウィーク(GW)明けの生活リズム回復期」と
「初夏に向けた体調・生活ケア需要が立ち上がる時期」
が重なる、年間でも重要な販促タイミングです。
大型連休中の外出・レジャー・生活リズムの乱れは、
連休が終わった後になってから、
疲労感・体調不安・肌コンディションの乱れとして表面化しやすくなります。
5月は、こうした「遅れてくる不調」にどう寄り添えるかが、
ドラッグストアの存在価値を左右する月でもあります。
さらに5月は、
母の日・高血圧の日・世界禁煙デーなど、
健康や家族、生活習慣を見直す“きっかけ”となる記念日が多いことも特徴です。
自分自身だけでなく、家族や将来の健康を意識し始める月とも言えるでしょう。
本記事では、
GW明けの体調回復から初夏トラブルの予防まで、
5月にドラッグストアが押さえるべき5つの販促戦略を整理しました。
自店の販促会議・月間計画の「叩き台」として、ぜひご活用ください。
ゴールデンウィーク明けは、
生活者が「疲れを自覚し始めるタイミング」です。
連休中に溜まった疲労
運動・レジャー後の筋肉痛
食生活の乱れによる胃腸トラブル
といった不調が、5月前半に集中して現れます。
湿布・塗り薬を「GW後のお手当」としてテーマ化
「我慢せず、早めにケア」をコピーで明確化
レジャー・スポーツ後の使用シーンをPOPで訴求
食べ過ぎ・生活リズム乱れによる不調が増加
整腸薬・便秘薬を症状別に整理
「連休明けの体内リセット」という前向きな表現が効果的
5月10日の母の日は、
ドラッグストアにとって “健康を贈る理由”をつくりやすい記念日です。
初夏に向けた肌コンディション調整ニーズ
皮脂・ほてり・水分補給など機能別に整理
「実用的で気が利く母の日ギフト」として訴求
「母の日」をきっかけに健康を見直す文脈
薬剤師相談POPで安心感を付加
“相談できるドラッグストア”の価値訴求につながる
5月は、汗・におい・虫・紫外線といった
初夏特有の悩みが静かに始まる時期です。
吊下げタイプ防虫剤を「設置のタイミング」として提案
デオドラント・制汗剤を“今から始める習慣”として訴求
玄関・ベランダ・外出前など生活シーンを明示
フェイスシート、からだふきタオルの強化
「汗ばむ前のケア」という予防視点が刺さる
温めて使えるタイプなど付加価値説明も重要
連休が終わり、
生活を通常モードに戻す動きが月後半に強まります。
スパウトタイプ栄養ドリンクの品揃え拡充
複数購入を促すセット提案
「5月病予防」「疲れを溜めない」文脈が有効
ベビー・キッズ向けの保湿・あせも対策
継続使用の重要性をPOPで説明
家族単位の購買につながりやすいカテゴリ
5月は健康系記念日が多く、
来店理由づくりに非常に向いている月です。
● 5月5日「こどもの日」
→ 中高生向けサプリ(鉄分・カルシウムなど)の目的別提案
● 5月10日「母の日」
→ 美容・健康・相談型売場の強化
● 5月17日「高血圧の日」
→ 高血圧対応サプリ・トクホ飲料特集
→ 簡単エクササイズ紹介POP
● 5月31日「世界禁煙デー」
→ 禁煙補助剤の集中展開・薬剤師相談
● 5月30日「ごみゼロの日」
→ 本体+詰め替え日用消耗品の記念日特価
● 前半(1〜15日)
テーマ:GW明けの体調立て直し
外用鎮痛消炎剤
整腸薬・便秘薬
栄養ドリンク
コピー例:「GWの疲れ、そのままにしていませんか?」
● 後半(16日〜)
テーマ:初夏トラブルの予防
防虫・デオドラント
フェイス・ボディケア
あせも・湿疹対策
「高血圧サプリの選び方」
「フェイスシート機能別比較」
「GW疲れを残さないセルフケア」
短く・分かりやすい情報が効果的。
症状別・用途別整理
薬剤師相談POPの活用
継続使用・まとめ買いを意識した陳列
● GW明けリカバリー対策
外用薬
整腸薬
栄養ドリンク
● 初夏準備セット
防虫
デオドラント
フェイスシート
5月のドラッグストア販促では、
「なぜ今、この売場があるのか」を生活者に自然に伝えることが重要です。
その“理由づけ”として最も機能するのが、記念日を起点とした売場づくりです。
ドラッグストアの商品は、
「必要だとは思うが、今すぐでなくてもいい」と
来店や購入が後回しにされやすいカテゴリも少なくありません。
そこで有効なのが、
記念日=売場を組む理由
→ 生活者に気づきを与える
→ 結果として来店動機をつくる
という考え方です。
5月は健康・家族・生活習慣に直結する記念日が多く、
“売るための理由”ではなく“話しかけるための理由”として記念日を使いやすい月です。
▼ 5月の記念日 × 売場アイデア一覧
| 日付 | 記念日 | テーマ | 売場アイデア |
|---|---|---|---|
| 5/5 | こどもの日 | 成長・家族ケア | 中高生向けサプリ(鉄分・カルシウム等)を目的別に比較POPで展開 |
| 5/10 | 母の日 | 気づかい・美容 | フェイスシート・スキンケアを「初夏の肌ケアギフト」として提案 |
| 5/17 | 高血圧の日 | 生活習慣見直し | 高血圧対応サプリ・トクホ飲料+簡単エクササイズ紹介POP |
| 5/30 | ごみゼロの日 | エコ・生活改善 | 本体+詰め替えの日用消耗品をセット化し記念日特価で訴求 |
| 5/31 | 世界禁煙デー | 行動変容 | 禁煙補助剤の集中展開+薬剤師相談POPで後押し |
これらの記念日は、
単なる装飾やPOP追加で終わらせるのではなく、
「なぜ今、この商品を選ぶ意味があるのか」を伝える売場づくりに昇華させることが重要です。
4月同様、5月も「記念日を起点に売場を組む」→「来店理由をつくる」
という公式は有効ですが、5月は特に「自分だけでなく、家族や将来を考える文脈」との親和性が高い点が特徴です。
記念日販促は、短期的な売上創出だけでなく、
「生活の節目で思い出されるドラッグストア」になるための仕掛けとして活用することが、
中長期の来店頻度・信頼形成につながります。
2026年5月のドラッグストア販促は、
4月で立ち上がった新生活が、一度揺らぎ、立て直される月であることを前提に設計する必要があります。
ゴールデンウィーク明けには、疲労や体調不安といった“遅れてくる不調”が表面化し、
月後半にかけては、汗・におい・虫・肌トラブルなど
初夏特有の悩みが静かに始まります。
そのため5月は、
前半:GW明けの体調回復フェーズ
筋肉痛・疲労ケア
胃腸・整腸
栄養補給・リカバリー提案
後半:初夏トラブルの予防フェーズ
防虫・デオドラント
フェイス・ボディケア
あせも・湿疹対策
という二軸を意識し、
売場・チラシ・Web・記念日を段階的に切り替えていくことが重要です。
特に5月は、「困ってから来店する」のではなく、
“気づいたから立ち寄る”来店行動を生み出せる月でもあります。
記念日や季節の変わり目をうまく活用し、
生活者の不安や違和感を言語化できた店舗ほど、
来店頻度
滞在時間
買上点数
のすべてを底上げしやすくなります。
5月の販促は、
売上づくりと同時に、“かかりつけドラッグストア”としての信頼を積み上げる期間。
この視点で売場を設計することが、6月以降の成果にも確実につながります。
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