売場づくりや販促施策を進めていると、「やるべきことはやっているのに、なぜか来店につながりきらない」と感じる場面はないでしょうか。
例えば、
現場ではよくあることですが、こういうときに「商品が悪い」「価格が弱い」と考えてしまうと、なかなか改善につながりません。
商品や企画の方向性も大きくズレているわけではない。
それでも結果が出ないときに見直したいのが、「来店のきっかけ」です。
特に8月は、レジャーや帰省などで生活のリズムが崩れやすく、購買行動も通常とは異なります。
その分、「何を売るか」だけでなく、「どう思い出してもらうか」が来店に直結します。
※8月の販促設計については、こちらの記事で整理しています。
👉 8月販促カレンダー記事(内部リンク)
この記事では、あくまで一つの考え方として、動画広告やチラシをどう組み合わせると来店につながるのか、現場のイメージに近い形でまとめてみます。
最近の店舗集客を見ていると、「知られていない」というよりも、「思い出されていない」ことが課題になっているケースが増えているように感じます。
チラシも見ているし、広告にも触れている。
それでも、その場では動かず、気づけばそのまま来店につながらない。
例えば、
こうした“惜しい状態”が積み重なっているケースは少なくありません。
来店は、その場での判断よりも、
「後から思い出すかどうか」に左右されることが多いように思います。
実際の行動を少し具体的に見てみると、流れはとてもシンプルです。
例えば、
平日の帰り道、スマートフォンで動画を見ていると、焼き肉の動画が流れてくる。
そのときは特に何もせずスルーしていたとしても、
夜になって「今日は焼き肉でもいいかも」とふと思い出し、
買い出しに近くのスーパーに買い物に行く。
あるいは、
金曜の夕方にチラシを見て「週末は家で焼き肉にしよう」と考え、
土曜日に家族で買い出しに行く。
こうした行動は、日常の中で自然に起きています。
共通しているのは、情報に触れたタイミングと、行動するタイミングがズレていることです。
来店のきっかけを考える上では、媒体ごとの役割を整理しておくとイメージしやすくなります。
チラシは、生活の中に入り込みやすい媒体です。そして、「なぜ行くのか」をはっきりさせるのに向いています。
例えば、
「今週末は焼き肉特集」
こうした情報は、生活の中で予定として組み込まれやすく、「このタイミングで行こう」という判断につながります。
特にファミリー層では、チラシを見ながら週末の食事や買い物を決めるケースも多く、行動に結びつきやすい特徴があります。
一方で動画は、もう少し感覚的 で「行きたくなるきっかけ」をつくるのが得意です。
焼き肉が焼ける音、脂のはじける感じ。
グラスに注がれるビールの泡。
冷たい麺の涼しさ。
こうした要素は、見た瞬間に「いいな」「食べたい」と感じさせます。
商品情報というよりも、 “その場面を体験したい”という気持ちを生む役割があります。
例えば、
動画で「焼き肉いいな」と感じる
→ チラシで「週末特集」を見る
→ 週末に来店する
より自然と来店の確率は高まっていきます。
もうひとつ、意外と見落としがちなのが「検索」の動きです。
動画を見て「いいな」と思ったとき、
そのまま来店する人もいますが、実際は一度スマホで確認してから動くことも多いです。
ただ、ここでひとつ前提として押さえておきたいのは、
毎回検索しているわけではないということです。
普段から行き慣れているスーパーであれば、
だいたい頭に入っているので、わざわざ調べることはありません。
少しだけ迷いがあるときです。
例えば、焼き肉。
「今日は焼き肉にしよう」と思ったあとに、
「ラム肉も食べたいな」となることがあります。
でも、ラム肉って店によってあったりなかったりします。
このときに初めて、「近くのスーパー ラム肉」みたいに調べる。
あるいは、
出先でそのまま買い物したいとき。
帰省先でスーパーを探すとき。
いつもと違う場所にいるとき。
このときも自然に検索します。
あとはちょっと迷っているとき。
「いつもの店でもいいけど、今日は別でもいいかな」
そんなときに惣菜の写真や、特売の情報を見て、行く店を決め直す。
ここで起きているのは、
“買うかどうか”ではなく、“どこで買うか”を決めている状態です。
だから、情報が出ている店は選ばれるし、出ていない店は、その時点で候補から外れます。
商品単体ではなく、「食卓」を見せた方が伝わります。
肉だけではなく、野菜やビールも含めた状態。
惣菜も、食事としてどう見えるか。
「今日はこれでいいか」と思えるかどうかがポイントです。
スペックよりも、「使っている場面」です。
ベランダでの簡単なBBQ。
子どもと昆虫採集。
DIYで棚を作る様子。
やっているイメージが浮かぶと、来店につながりやすくなります。
悩みに寄り添う形が自然です。
汗やニオイ。
日焼け。
夏バテ。
「これがあれば大丈夫そう」と思えると、手に取られやすくなります。
8月は、感覚で動く場面が多い時期です。
暑い、疲れた、食べたい。
どれも頭で考えるというより、体で感じるものです。
だからこそ、見た瞬間にイメージできるものが強い。
動画が効きやすい理由はここにあります。
8月は、
といった“体感型”の商材が多く、動画との相性が良い時期です。
さらに、
といった行動タイミングが明確なため、
動画で見た内容がそのまま思い出されやすいという特徴もあります。
動画広告に加えて、SNSも日常的な接点として活用できます。
ここでは「バズ」よりも「思い出される投稿」がポイントになります。
👉 「今日行こう」という判断につながる
👉 動画広告の補完として機能
👉 行動直前に接触させる
来店は、広告を見た瞬間ではなく、
「そういえば」と思い出したタイミングで起きます。
この流れを意識することで、販促施策は来店へとつながっていきます。
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