2025年に放送されたNHK大河ドラマ『べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~』の第25話と第26話では、江戸時代の出版業界の革新者・蔦屋重三郎が、天明の大災害という未曾有の試練に直面する姿が描かれます。
第25話では、浅間山の大噴火により江戸の町に降り注ぐ灰の中で、蔦重が念願の日本橋進出を果たします。そして第26話では、天明の大飢饉による米価高騰という経済危機の中で、蔦重は「言葉の力」で世の中を明るくしようと奮闘する姿が描かれています。
自然災害や経済危機という現代にも通じる困難を前に、蔦重がどのように事業を展開し、人々と向き合ったのか。その物語は、現代の企業が直面する危機管理、地域貢献、そして持続可能な経営の在り方について、深い示唆を与えてくれます。
本記事では、これら二話で描かれた物語をもとに、現代のビジネス戦略に照らし合わせながら、災害時における企業の社会的責任、経済危機下での価値創造、そして人材マネジメントの重要性について紐解いていきます。
ep.1 大河ドラマで注目が集まる蔦屋重三郎とは?引札で江戸時代の広告革命を牽引
ep.2 大河ドラマ『べらぼう』に見る蔦屋重三郎のマーケティング戦略と現代的教訓
ep.3 大河ドラマ『べらぼう』蔦屋重三郎から学ぶ江戸から令和の広告戦略とマーケティングの本質
ep.4 大河ドラマ『べらぼう』蔦屋重三郎から学ぶコンテンツとデータ活用のマーケティング術
ep.5 大河ドラマ『べらぼう』蔦屋重三郎から学ぶ5つのマーケティング手法
ep.6 大河ドラマ『べらぼう』に見る蔦屋重三郎のプロモーション戦略と江戸の集客方法
ep.7 大河ドラマ『べらぼう』蔦屋重三郎に学ぶ、競争と共創が生んだ江戸のブランド再構築戦略
ep.8 大河ドラマ『べらぼう』蔦屋重三郎に学ぶ、信頼と理念で組織を再構築する経営戦略
ep.9 大河ドラマ『べらぼう』蔦屋重三郎に学ぶ、江戸から続く創造と継承のビジネス戦略
ep.10 【新章突入】大河ドラマ『べらぼう』蔦屋重三郎に学ぶ、共創が支える文化インフラ戦略
ep.11 大河ドラマ『べらぼう』蔦屋重三郎の戦略モデルとは? 事業承継・文化創出・マーケティングの視点から読み解く
ep.12 大河ドラマ『べらぼう』蔦屋重三郎に学ぶ、共創と地域戦略の時代
蔦屋重三郎(蔦重)は、ついに念願の日本橋進出を果たします。大阪の書物問屋・柏原屋から丸屋の買い取り話を持ちかけられた蔦重は、田沼意知の政治的な協力を得るため、須原屋が所有する「松前家の抜荷(密貿易)の証拠となる絵図」を交渉材料として活用します。須原屋は田沼意知に対し、「蝦夷地での商い許可」と「蔦重の日本橋進出支援」を条件に絵図を提供し、この政治的な取引により蔦重は念願の日本橋進出を成功させます。
しかし、この成功の背景には天明3年(1783年)の浅間山大噴火という大災害がありました。江戸の町には火山灰が降り注ぎ、日本橋の商業地区も大きな混乱に陥ります。蔦重は自身の新しい店舗がある通油町で灰の除去作業に率先して取り組み、町の人々と協力して「桶リレー対決」を繰り広げます。この災害時における蔦重の献身的な行動は、地域住民からの信頼を獲得し、特に丸屋の娘・ていの心を大きく動かします。
物語のクライマックスでは、蔦重とていの関係が大きく進展し、二人は祝言(結婚)へと発展します。ていは教養豊かな女性として、古代中国の商人「陶朱公(范蠡)」の話を持ち出し、自身の知性と洞察力を示します。一方、政治の世界では田沼意知と誰袖の関係にも微妙な変化が現れ、江戸の町を巻き込む人間模様が複雑に絡み合っていきます。
この回では、自然災害という試練を通じて、蔦重のビジネス哲学と人間性が試され、それが事業発展と人間関係の深化につながる様子が描かれています。
浅間山大噴火による灰の被害は、江戸全体に深刻な影響を与えました。蔦重は新しく進出した日本橋の通油町で、単なる商売人としてではなく、地域コミュニティの一員として災害復旧に積極的に参加しました。「桶リレー対決」という形で町の人々と協力し、灰の除去作業を行うその姿は、現代のCSR活動の先駆けといえる行動でした。
これは単なる善意の活動ではなく、新参者として日本橋に進出した蔦重が、地域住民との信頼関係を築くための戦略的な行動でもありました。災害時の対応を通じて、蔦重は「この町の一員」として受け入れられ、その後の事業展開にとって重要な基盤を築いたのです。
現代企業においても、自然災害や社会的危機に直面した際の対応は、企業の社会的評価を大きく左右します。東日本大震災やコロナ禍において、多くの企業が災害支援や地域貢献活動を通じて社会的責任を果たし、同時にブランド価値の向上を図りました。
特に新しい地域に進出する企業にとって、地域社会との関係構築は事業成功の重要な要素です。災害時の支援活動や地域イベントへの参加は、単なる広告宣伝費以上の価値を生み出し、長期的な信頼関係の基盤となります。
蔦重の「桶リレー対決」は、現代の企業による災害ボランティア活動や地域清掃活動と本質的に同じです。どちらも、企業が地域社会の一員として責任を果たし、同時に自社の存在価値を示す機会として機能しています。災害時の対応は、企業の価値観と行動力を最も端的に示す場面であり、そこでの行動が長期的な信頼関係を決定づけるという点で、江戸時代も現代も変わりません。
2.政治との関係構築による事業環境の最適化
蔦重の日本橋進出は、純粋な商業的な取引だけでなく、政治的な駆け引きを巧みに利用した結果でもありました。須原屋が持つ「松前家の抜荷の証拠となる絵図」を交渉材料として、田沼意知から「蝦夷地での商い許可」と「蔦重の日本橋進出支援」を引き出したのです。
この取引は、単なる贈収賄ではなく、互いの利益が一致する戦略的パートナーシップの構築でした。田沼意知は蝦夷地政策の推進に必要な情報を得て、須原屋は新たな商機を獲得し、蔦重は日本橋進出を実現するという三者win-winの関係を築いたのです。
現代においても、企業の事業展開には政府や行政との適切な関係構築が重要です。規制緩和や新規事業の認可、地域開発プロジェクトへの参画など、多くの場面で政治的な判断が事業の成否を左右します。
ただし、現代ではコンプライアンスの観点から、より透明で公正な関係構築が求められています。政治献金や天下りといった旧来の手法ではなく、政策提言や業界団体での活動、パブリックコメントへの参加など、正当な手段による政治的影響力の行使が重要です。
蔦重の政治的駆け引きは、現代の企業による政府関係者との「正当な」関係構築と本質的に同じ構造を持っています。どちらも、法的な枠組みの中で互いの利益を追求し、社会全体の発展に寄与する形での取引を目指しています。ただし、現代の方がより透明性とコンプライアンスが重視されるという違いがあります。
3. 有能な事業パートナーとの出会いと信頼関係の構築
蔦重とていの結婚は、単なる恋愛関係の発展というだけでなく、結果として優秀な事業パートナーを得ることにもつながりました。ていは教養豊かで「陶朱公(范蠡)」の故事を引用するなど、高い知性と商業的な洞察力を持つ女性として描かれています。
当時の商家において、妻は単なる家庭の管理者ではなく、事業のパートナーとしての役割を果たすことが期待されていました。ていとの結婚により、蔦重は有能な経営パートナーを得ると同時に、日本橋の商業コミュニティにより深く根ざすことができたのです。災害時の協力を通じて深まった信頼関係が、その後の事業発展における重要な基盤となりました。
現代においても、創業者や経営者のパートナーが事業に与える影響は非常に大きいものがあります。特にファミリービジネスや中小企業では、配偶者が実質的な共同経営者として機能することが多く、その能力と価値観が企業の成長に大きく影響します。
また、現代では結婚という形に限らず、多様な形での優秀な人材との関係構築やパートナーシップの形成が重要です。事業への理解と共感を持つ人材を見つけ、長期的な信頼関係を築くことが、企業の持続的成長には不可欠です。
ていのような有能な女性の存在は、現代の女性役員や共同創業者に相当します。どちらも、単なる補助的な役割ではなく、事業の意思決定に積極的に参画し、企業の発展に実質的に貢献する存在です。現代の方がより多様な形での人材活用が可能ですが、優秀な人材との長期的な信頼関係の構築の重要性は変わりません。
天明の大飢饉が深刻化し、米の不作により米価が前年の倍に高騰するという経済危機が江戸を襲います。江戸城では老中・田沼意次を中心に米価対策が協議されますが、様々な施策を講じても米価は下がらず、庶民の生活は極度に困窮します。蔦重も大店の店主として、この経済危機の直接的な影響を受けることになります。
そんな中、蔦重の実母・つよが突然店に現れ、髪結いの仕事をしながら居座ろうとします。幼い頃に別れた母親との再会は、蔦重にとって複雑な感情を呼び起こします。母親との関係を通じて、蔦重は自身の出自と現在の地位との間にある複雑な心境を見つめ直すことになります。
一方、妻・ていとの関係にも微妙な変化が訪れます。経済危機という困難な状況の中で、夫婦としての絆を深めながらも、それぞれの役割と責任について再考する機会を得ます。
このような状況の中で、蔦重は「米一粒は作れないが、言葉なら届けられる」という信念のもと、狂歌や黄表紙などの出版を通じて人々を励まし、世の中を明るくしようと奮闘します。物理的な支援はできなくても、文化的・精神的な価値を提供することで、社会に貢献しようとする蔦重の姿勢が描かれています。
政治の世界では、田沼意次が米価高騰対策に苦慮し、将軍・徳川治貞(後の家斉)から厳しい忠告を受ける場面も描かれます。江戸の町全体が重苦しい空気に包まれる中で、蔦重と三人の女性(妻・てい、吉原の誰袖、実母・つよ)との関係が物語の中心軸となり、人間関係の複雑さと深さが浮き彫りになります。
天明の大飢饉による米価高騰は、現代でいえば世界的な食糧危機やエネルギー危機に相当する深刻な経済危機でした。蔦重は「米一粒は作れないが、言葉なら届けられる」という発想で、物理的な支援ではなく、文化的・精神的な価値の提供を通じて社会貢献を図りました。
狂歌や黄表紙などの出版物を通じて人々を励まし、笑いと希望を届けることで、経済的な困窮とは異なる次元での価値創造を行ったのです。これは、企業が本業の強みを活かして社会課題に取り組む現代のCSV(共通価値創造)の先駆けともいえる取り組みでした。
現代企業も、経済危機や社会的困難に直面した際、自社の核となる能力を活かして社会に貢献することが求められています。コロナ禍において、IT企業がリモートワークツールを無償提供したり、エンターテインメント企業がオンラインコンテンツを無料開放したりした例は、蔦重の取り組みと本質的に同じです。
企業は自身の専門性と強みを活かして、社会課題解決に貢献することで、短期的な利益を超えた長期的な価値創造を実現できます。この姿勢は、企業の社会的存在意義を示すとともに、困難な時期を乗り越える原動力ともなります。
蔦重の「言葉で世の中を明るくする」という取り組みは、現代のコンテンツ企業やメディア企業が社会的使命を果たす姿勢と重なります。どちらも、物理的な支援ではなく、情報や娯楽、精神的な支えを提供することで社会に貢献しています。経済危機という困難な状況だからこそ、企業の真価が問われるという点で、江戸時代も現代も変わりません。
2.複雑な人間関係のマネジメント
第26話では、蔦重を取り巻く「三人の女」(妻・てい、吉原の誰袖、実母・つよ)との関係が物語の中心となっています。それぞれが異なる背景と期待を持ち、蔦重に対して異なる役割を求めています。
妻・ていは事業パートナーとして、誰袖は吉原時代からの重要な人脈として、実母・つよは血縁関係による情緒的な絆として、それぞれが蔦重の人生と事業に異なる影響を与えています。蔦重は、これらの複雑な関係を適切にマネジメントしながら、事業を継続し発展させなければなりません。
現代の課題と対応策
現代の経営者や管理職も、家族、事業パートナー、従業員、顧客など、多様なステークホルダーとの関係をバランスよく管理する必要があります。特に中小企業や家族経営の企業では、公私混同を避けながらも、人間関係を適切に維持することが事業成功の鍵となります。
現代では、より体系的なステークホルダーマネジメントの手法が発達しており、各関係者の期待と利害を整理し、適切なコミュニケーションを通じて関係を維持することが重要です。
蔦重の人間関係マネジメントは、現代の経営者が直面する複雑な人間関係の縮図といえます。どちらも、異なる立場と期待を持つ人々との関係を適切に管理し、全体最適を図る必要があります。人間関係の複雑さは時代を超えて普遍的な課題であり、その解決には高い人間性と洞察力が求められます。
3.出自と現在の地位のギャップへの対処
実母・つよの突然の来訪は、蔦重にとって自身の出自と現在の社会的地位との間にあるギャップを改めて認識させる出来事でした。日本橋の大店の主人となった蔦重と、髪結いの仕事をする実母との間には、大きな社会的地位の差が存在していました。
蔦重は、この複雑な状況に対して、母親を排除するのではなく、適切な距離感を保ちながら関係を維持しようとします。自身の成功を誇示することなく、同時に現在の地位と責任を軽視することもない、バランスの取れた対応が求められました。
現代の課題と対応策
現代においても、急激な社会的地位の上昇や経済的成功を収めた人々が、出身地や家族との関係で同様の課題に直面することがあります。特に起業家や経営者は、成功に伴って生じる人間関係の変化に適切に対処する必要があります。
重要なのは、成功に驕ることなく、同時に過去の関係に足を引っ張られることもない、適切なバランスを保つことです。現代では、より多様な価値観が受け入れられているため、出自による差別は少なくなっていますが、それでも成功に伴う人間関係の変化は避けられません。
蔦重と実母の関係は、現代の成功者が直面する「成功と出自のギャップ」の典型例です。どちらも、過去を否定することなく、現在の地位と責任を果たすという困難なバランスを求められています。人間としての尊厳と社会的責任の両立は、時代を超えて普遍的な課題といえます。
第25話・26話を通じて描かれるのは、蔦屋重三郎が自然災害と経済危機という二つの大きな試練に直面し、それらを乗り越えて事業を発展させる姿です。これらの困難な状況を通じて、蔦重は単なる商売人から、社会的責任を果たす経営者へと成長していきます。
現代の経営においても、予期せぬ災害や経済危機は避けられない課題です。以下では、蔦重の危機対応から学べる3つの重要な教訓について詳しく分析します。
1. 災害時の迅速な対応と地域貢献による信頼構築
浅間山大噴火による灰の被害は、江戸の商業活動に大きな打撃を与えました。しかし、蔦重はこの災害を日本橋の地域住民との関係構築の機会として捉えました。「桶リレー対決」という形で災害復旧に参加することで、新参者である自分を地域コミュニティに受け入れてもらう基盤を築いたのです。
この発想は現代の「レジリエンス経営」に通じるものがあります。災害や危機を単なる損失として捉えるのではなく、組織の結束力を高め、ステークホルダーとの関係を深化させる機会として活用する視点です。
実践的な行動指針
蔦重の災害対応から学べる現代的な教訓は以下の通りです:
2. 経済危機下での本業の価値再定義
言葉の力による価値創造
天明の大飢饉による米価高騰は、物理的な支援が困難な状況を生み出しました。蔦重は「米一粒は作れないが、言葉なら届けられる」という発想で、狂歌や黄表紙を通じて人々に希望と笑いを提供しました。これは、企業が本業の強みを活かして社会課題に取り組む現代のCSV(共通価値創造)の先駆けといえます。
現代への応用
現代企業も、経済危機や社会的困難に直面した際、自社の核となる能力を再定義し、社会貢献の手段として活用することが重要です:
3. 複雑な人間関係の統合的マネジメント
多様なステークホルダーとの関係調整
蔦重は妻・てい、吉原の誰袖、実母・つよという三人の女性との関係を同時に管理しながら、それぞれから異なる価値を得ていました。これは現代の経営者が直面する複雑なステークホルダーマネジメントの課題と本質的に同じです。
統合的アプローチの重要性
現代の経営者も、以下のような統合的アプローチが求められています:
これらの教訓を通じて、蔦屋重三郎の経営哲学は現代においても非常に有効な指針を提供していることがわかります。災害や経済危機という困難な状況を、企業成長と社会貢献の機会として捉える視点は、現代の持続可能な経営にとって不可欠な要素といえるでしょう。
第25話・26話では、蔦屋重三郎が浅間山大噴火と天明の大飢饉という二つの大きな危機を乗り越え、事業を発展させる姿が描かれました。これらの困難な状況を通じて、蔦重は単なる商売人から、社会的責任を果たす真の経営者へと成長していきます。
この物語が現代の私たちに伝える教訓は、以下の3つの柱に集約されます。
■ 危機対応力 自然災害という予期せぬ困難に直面した際、蔦重は迅速に現場に駆けつけ、地域住民と共に復旧作業に取り組みました。この行動は、現代の企業に求められる災害時のBCP(事業継続計画)や地域貢献の重要性を先取りしたものです。危機を単なる損失として捉えるのではなく、組織の結束力を高め、ステークホルダーとの関係を深化させる機会として活用する視点は、現代の経営においても極めて重要です。
■ 価値創造力 経済危機の中で、蔦重は「米一粒は作れないが、言葉なら届けられる」という発想で、本業の出版を通じて社会に希望と笑いを提供しました。これは、企業が自社の強みを活かして社会課題に取り組む現代のCSV(共通価値創造)の考え方と完全に一致します。物理的な支援が困難な状況でも、精神的・文化的な価値を提供することで社会に貢献する姿勢は、現代の企業経営にとって重要な指針となります。
■ 人間関係力 蔦重は妻・てい、吉原の誰袖、実母・つよという三人の女性との複雑な関係を適切にマネジメントしながら、それぞれから異なる価値を得ていました。これは現代の経営者が直面する多様なステークホルダーとの関係調整と本質的に同じ課題です。異なる立場と期待を持つ人々との関係を統合的に管理し、全体最適を図る能力は、現代の複雑な経営環境においてますます重要になっています。加えて、蔦重とていの関係が災害を通じて深まったことも注目すべき点です。
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